Bonzour Japon N°23 /2010年
特集 「南仏の小さな宝石、セットへ」後編
新しく生まれ変わる、旬のヴァカンス地
Sète
Une jolie ville portuaire du Languedoc
写真:mika inoüé コーディネート:田中敦子 文:猫沢エミ
取材協力:フランス観光開発機構、Office de Tourisme de Sète
南仏ラングドック=ルシヨン地域圏、エロー県にあるとても小さな港街、セット−Sète。 昔から牡蠣やムール貝の養殖がさかんに行われてきた“ラングドックのヴェネツィア”と称される美しい街は、今密やかに、そして大きく変わろうとしています。セットワーズと呼ばれるセット生まれの人々、そしてパリやフランスの都市部から移住してきたハイセンスな感覚を持つ人たちが、それぞれの専門分野で培われたノウハウを生かしながら、気候のおだやかな南仏のこのヴァカンス地に、新しい文化の風を送り込んでいるのです。かたや、フランスを代表する女性監督アニエス・ヴァルダの映画活動の原点となった古い漁師町、ポワント・クールトの昔ながらの風景を楽しめたりも。まだ、日本では詳しく紹介されていないセットの新・旧あわせた魅力を、編集長・猫沢エミが丁寧にリポートします。 |
交通—Accès Paris Gare de Lyon(パリ・リヨン駅)からSète(セット駅)—Gare Routièr(ルチエ駅)までTGVで1本。時間は約3時間40分。チケットは、時期や発着時間によって異なるが、往復140€前後。 |
Office de tourisme de SÈTE セット観光局
60, Grand Rue Mario Roustan 34200 SÈTE |
BONZOUR JAPON Nº 23 [ 南仏の小さな宝石、セットへ ] より
*取材データは最新のものですが、ここで紹介される品物の値段、および各店舗の営業時間・定休日は急に変更されることがあります。また、文章は取材当時のものを使用していますことをあらかじめご了承ください。