Le Café Marly ル・カフェ・マルリー/ルーヴル美術館Cour Napoléon, Palais du Louvre 75001 Paris Tél. : 01.49.26.06.60 美術館の開館時間とは関係なく、年中無休。8:00~深夜2:00まで。 Petit déjeuner(朝食)は12:00まで。その後は、深夜2:00までいつでも食事可。 Métro : 1番線Palais Royal Musée du Louvre cafe-marly.com/fr/ |
世界の名だたる美術館の中で、その名を知らぬ人はいないほど名門中の名門、ルーヴル美術館。1190年、時の国王フィリップ2世が、このルーヴル宮殿の建設を始めてからルイ14世時代まで増改築が進み、完成する。その後、1793年に中央芸術博物館として一般公開され、所蔵する美術品の数は膨大に膨れ上がり、現在のルーヴル美術館へと繋がってゆく。その、誰もが知っているルーヴルの中に、意外と知られていない上質なカフェ、ル・カフェ・マルリーがある。モダンなカフェ経営で知られるコスト・グループの直営で、1992年にオープンした。歴史的建造物の美しいアーチから眺める庭園と青い空、回廊を吹きぬける風は、最高の気分を味わえる。お値段は少し高めだが、丁寧に作られた料理の味は納得できるもの。美術館の開館時間とは関係なく、年中無休で、しかも早仕舞いのパリの中で、夜中2時までカクテルや食事を楽しむことができるのもナイス。夜は、美しくライトアップされたルーヴルの庭を眺めながら、大人の時間を味わおう。
夏は断然、回廊のテラスがお勧め。高い天井を吹き抜ける風の気持ちよさは格別。石造りの建物は、夏でもひんやりとしているので、一枚はおるものをご持参で。店内は、落ち着ついた温かみのある雰囲気。秋から冬にかけては、ここで熱いショコラショーを飲むのもいいかもしれない。
(写真右)ケーキのイチオシは、Gâteau au chocolat‘Costes’11€。(←現在は取扱なし)紅茶はマリアージュ・フレールが7種類。パリでは珍しいアイスコーヒーCafé glacé 6€もあり。 |
(写真左)お昼や軽食のお勧めはClub Sandwich traditionnel 21€。定番サンドウィッチとあなどることなかれ。すみずみまで美味!夏の定番Limonadeは8€ |
BONZOUR JAPON Nº 16 [パリの美術館カフェで、のんびりゆったり] より
*取材データは最新のものですが、ここで紹介される品物の値段、および各店舗の営業時間・定休日は急に変更されることがあります。また、文章は取材当時のものを使用していますことをあらかじめご了承ください。