魚屋さんへ行くことができない方に便利なのが、モノプリなどの冷凍コーナーで売っているタラ－Cabillaud（カビヨー）やセース－Colin(コラン/ タラ科の食用魚)などの白身魚の冷凍フィレ。１切れから小分けで売っているので、とても便利。

フロマージュリでのお買いものがちょっと難しい方には、スーパーなどの乳製品がお勧め。スーパーと言えども、さすがフランス、いいものが揃っている。（写真上左から）MALOの脂肪分20％フロマージュ・フレ－Fromage frais、素焼きのポットが二次利用できるLa  Fermièreのヨーグルト－Yaourt（ヤオルト）、日本ではバターで有名なECHIREの生クリーム－Créme fraiche(クレーム・フレッシュ)。生クリームは日本とは違い、クリーム状の酸味のあるものが主流。リキッドももちろんありますが、脂肪分が低いため、泡立ててもホイップできないので注意。

Dessert

缶のかわいさが抜群なClément Faugierのマロン・クリーム－Créme de marronsは、4個セットのプチ缶が旅向きでお勧め。日本でも人気のあるボンヌ･ママンは、フレッシュ・デザートもバリエーションが豊富。持ち帰れないデザートを、ぜひパリで食べてみよう。

小麦粉‐Farine de blé（ファリーヌ・ドゥ・ブレ）は、Blancheが殻なしの白いもの、Completが、全粒粉。日本で言うところの薄力粉は‘T65’という数字で表される。（スーパーなどで、数字表記のないものもあり。）こちらは、BIOショップなどによく置かれているmarkalのBIO薄力粉。そば粉－Farine de sarrasin（ファリーヌ・ドゥ・サラザン）は、そば粉の名産地ブルターニュのものがお勧め。3000品目のブルターニュ産商品につけられている‘RRODUIT EN BRETAGNE’マークは、信頼の置けるものなので、このマークがついているものはマドレーヌなどのお菓子類他、試す価値あり！

旅先でお米が恋しくなったら、またはリゾットなどを作りたいときにお勧めなのが、BIOショップで買えるイタリアの丸米―Riz d’Italie Rond blanc（リ・ディタリー・ロン・ブロン）。日本米にかなり近いおいしさで炊ける。ブイヨンも完全BIOのものが、鶏、牛、野菜と揃っているので、お土産にしても○。こちらもBIOショップにて。

パスタは、お隣の国イタリアから多種多様なものが入ってきて楽しめるが、たとえば、二日本でもおなじみのディ・チェコもBIO版があったりして、すごくコシが強い。パッケージもラブリーで、お料理が楽しくなりそう。

じゃがいもや、だいこん、しょうがなどをおろすなら、やはり日本のおろし器が一番。ひとつ持ってゆくと大変便利です。フランスのおろし器は、フロマージュや野菜などを細かい千切りにするためのものなので、仕上がりがまるで別ものと考えよう。粉末のこんぶ出汁は、素材の味を邪魔せず、どんな国の料理とも溶け合って味に深みをつけてくれるのでスープやドレッシングなどにほんの少し入れると効果的。それと、短期アパルトマンなどに置いてあるフランスの包丁は切れないので、1本和包丁を持ってゆくと快適に料理ができる。