パリ市内には、各カルチエにマルシェ(朝市)が立つ。その中でも大規模なものは、木・日で開かれるバスチーユ駅前のマルシェや、すべてがBIO食材のレンヌ駅前・ラスパイユのマルシェ(日曜日)など。しかし、旅行者の方によっては滞在期間が短くて、うまくマルシェの曜日と合わない場合もあるかもしれない。そんな方に便利なのが、週を通していつでも開いている常設のマルシェ。火~日で毎日開いている12区のアリーグルの常設マルシェなどが有名だが、今日は、知られざる良素材が揃っている17区、テルヌ駅前のRue Poncelet、Rue Bayenのマルシェ通りと、そこから少し離れた通りにある常設マルシェでお買い物。ハイソな地区なのに値段は控えめで、とにかく物が良い!Rue Poncheletには、元‘ストゥブリ’の名前で有名だったドイツ・ウィーン菓子の名店があったが、惜しまれながら閉店。その後、レシピを一切変えずにストゥブリの味を引き継いだ‘La pâtisserie par Véronique Mauclerc’があり(現在はKaffeehausというドイツ菓子・惣菜店になっています)、当時と同じケーキが買える。今日のデザートは、Véronique Mauclercで決まり!全部手作りじゃなくて、ケーキやお惣菜など手ごろな値段で買えるものは、できあいにしてしまうのも、疲れないお料理のコツ。それに、パリの‘できあいもの’は素晴らしくおいしいから、舌で感じるお料理の勉強にもなります。
取材などで、パリの短期アパルトマンに滞在するときも、私はかならず季節のお花を部屋に飾っている。どんなに滞在が短くても、自分の選んだお花を飾れば、その期間は自分のお部屋になる気がするから。今日は、フランスの母の日の代表花‘Pivoine-ピヴォワンヌ’(芍薬)を。日本では珍しいお花もたくさんあるので、選ぶのが楽しい。 |
Rue Poncelet, Rue Bayenのマルシェ通り
Métro:2番線Ternes 下車 徒歩2分(Charles-de-Gaulle Etoileからは歩いて10分)
ここは、マルシェというよりは、商店街の店々が、テントを張り出してさながらマルシェ通りのような雰囲気を作っているところ。八百屋、魚屋、お肉屋、お惣菜屋えetc…ハイレベルな素材が手ごろな値段で揃っている。
MARCHES DES TERNES (常設マルシェ) 8 bis rue Lebon 75017 Paris 火~土 8:00~13:00 / 16:00~19:30 日 8:00~13:00 雨の日などは、特に便利な屋根つきの常設マルシェ。ここも、大抵のものはすべて揃ってしまう充実の内容。 |
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パリのマルシェ情報 パリ市のサイトには、マルシェの情報ページがあるので、ぜひ活用して! トップページの右上‘LES + DEMANDES’下にあるアイコンの籠マークの‘Marchés’ をクリックすればOK!区ごとのマルシェ情報が見れます。 http://www.paris.fr |
BONZOUR JAPON Nº 21 [ パリでお料理がしたい!] より
*取材データは最新のものですが、ここで紹介される品物の値段、および各店舗の営業時間・定休日は急に変更されることがあります。また、文章は取材当時のものを使用していますことをあらかじめご了承ください。