知っておくと便利なモンマルトルの美味しいスポット
モンマルトルと言えば、1889年にオープンした赤い風車小屋がトレードマークの老舗キャバレー『ムーラン・ルージュ』を始め、風俗店が立ち並ぶパリ随一の歓楽街という印象が強かったが、それももう随分と昔の話。ここ10年ほどの間にたくさんの若い経営者がハイセンスで感度の高いお店を次々と出しているのは食の世界でも同じこと。せっかくモンマルトルまできたのなら、美味しいスポットを素通りするのはもったいない!ということで、知っておくと便利なモンマルトルのオススメ処を紹介します。
Miroir
ミロワール(レストラン)
94, rue de Martyrs 75018
Tél:01.46.06.50.73
Métro:12番線 Abbesses
日夜、月、祝日定休
火〜土 / 12:00〜14:00, 19:30〜22:00 日/ 11:30〜16:00
予約をお勧めします。
http://restaurantmiroir.com
Entrée(前菜)+Plat(メイン)もしくはPlat(メイン)+Dessert(デザート)=25€ Entrée+Plat+Dessert=32€ 土曜日以外のランチは18€
2008年9月にオープンしてから、この店の料理のレベルとコストパフォーマンスは、カルチエに住むお洒落なアーティストから常連さんに至るまですっかり虜にしてしまった感のあるMiroir。元ラ・トゥール・ダルジャンのソムリエだったマチューさんと、アラン・デュカスプロデュースのレストランAux Liyonnaisで修行を積んだシェフ、セバスチャン・ゲナール氏の織りなす空間は、味・価格・サンパな雰囲気のそろい踏み。マチューさんの選ぶすばらしいワインと共に、思いっきりほっぺを落としてください。下手な星付きに行くのなら、断然このお店をお勧めします!
今日のメイン料理のひとつ、Cocotte de joue de porc-豚肉とそのジュースのココット。煮込まれた豚肉がかろやかでジューシー。(写真下右)デザートはPanna cotta cerises-さくらんぼのパンナコッタをチョイス。たっぷりのリキュール漬けさくらんぼがたまりません、もう!
左がオーナーソムリエのマチューさん、そしてシェフのセバスチャンさん。料理もさることながら、マチューさんの選ぶ、管理の行き届いたワインもぜひ、ご一緒に。今日はCôtes du RhôneのBioワイン-Dmaine Gramenon-Poignée de Raisins 2010を。
店内では、アーティストの作品も多く飾られている。下のポスターは今年6月にここで開かれたJean-michel Alberolaの展覧会用ポスター。“Toi même=あなた自身”まさにMiroirなテーマ。 |
BONZOUR JAPON Nº 30 [愛すべき、パリのメルスリー] より
*取材データは最新のものですが、ここで紹介される品物の値段、および各店舗の営業時間・定休日は急に変更されることがあります。また、文章は取材当時のものを使用していますことをあらかじめご了承ください。