Fromagerie、パリでチーズを食べよう。

写真:mika inoüé 文・料理・コーディネート:猫沢エミ

チーズが苦手な人はともかく、パリへ来てフロマージュを食べないなんてもったいない!コンテ(Comté)やグリュイエール(Gruyère)などのハード系から、山羊乳を使ったシェーブル(Chèvre)、ウォッシュタイプのマンステール(Munster)など、種類を上げたらきりがない。このフロマージュリは、明るい名物マダムが好きなものを味見させてくれるので、気になるものがあったら「Est-ce que je peux goûter un peu ce-lui là?-エスクジュプ・グテ・アンプ・スリュイラ-これを少し味見させてもらえませんか?」と、味見したいチーズを指差して頼のもう。今日は、じゃがいものガレットに入れるハード系チーズを吟味。M「あっさりした味わいなら、このエメンタルがいいわね。でも、こっちの24ヶ月熟成BIOコンテは、格別の味わいよ~。」E「(味見して…)ほんと!塩の結晶が深い味わいを醸し出していますねえ。こっちにします!」と、もはや
彦摩呂状態で、うっとりとコンテを受け取る食いしん坊編集長。

 

La Fromagerie
7 rue Poncelet 75017
Tél:01.42.27.83.74 月曜定休
火〜土9:00〜19:00
日・祝 9:00〜13:00
 

すでにカットされて包まれているチーズも、多すぎたら切ってもらい、好きなだけ買うことができる。フランスのこうしたチーズ屋さんには、自家製のバター(Beurre/ブール)もあって、塩入りがBeurre salé-ブール・サレ、無塩がBeurre doux-ブール・ドゥー。生クリームやフロマージュ・ブランも小さなポットから好きなだけ買うことができます。ぜひチャレンジを!

 

 

 


BONZOUR JAPON Nº 21 [ パリでお料理がしたい!] より

*取材データは最新のものですが、ここで紹介される品物の値段、および各店舗の営業時間・定休日は急に変更されることがあります。また、文章は取材当時のものを使用していますことをあらかじめご了承ください。